筋トレ初心者が初のフィジーク大会に出て感じたこと|挑戦の価値とは

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大会が終わって数日——
いま振り返って思うのは、「本当に出てよかった」という気持ちです。

減量中は食べたいものを我慢して、仕事が終わればトレーニング。
少しでも体を変えたいという気持ちはずっとありましたが、
大会に出るという明確な目標がなければ、ここまで本気になれなかったと思います。

もちろん、大会に出なくても筋トレは楽しいし、健康にも良い。
でも、“大会に出る”というプレッシャーの中で取り組むトレーニングは、
苦しさの先に、これまで見たことのない景色を見せてくれるものでした。

大会に出たきっかけ

筋トレを始めて、少しずつ扱える重量が増えていくのが楽しくて、
最初の目標は「ベンチプレス100kgを挙げること」でした。

1年以上かけてようやく達成したときには、すっかり筋トレの虜になっていました。

次の目標を何にしようか迷っていたある日、
一緒にトレーニングしていた友達に何気なく「大会、出てみない?」と声をかけたのが始まりです。

友達も「おっ、いいじゃん!」とノリよく乗ってくれて、
そのまま本当に出場する流れに。

もしあの時、「いや、大会はちょっと…」と言われていたら、
きっと出場することはなかったと思います。

あの瞬間の“ノリ”と“仲間の存在”が自分を大会へ導いてくれたきっかけでした。

フィットネス競技の知識なんてほとんどない状態から、
筋トレ初心者の挑戦が、ここから本格的に始まりました。

大会までの道のり

大会に出ると決めた瞬間から、日常が一気に変わりました。
トレーニングはもちろん大事ですが、
初めての人にとって最大の壁は、やはり「減量」です。

最初はマッスルゲートの9月大会に出る予定でしたが、
気づいた時にはすでにエントリーが満員。

そこで、いろいろ調べた結果「APF」の10月下旬大会に出場することを決意。

7月頃から少しずつ食事を意識し始め、
お菓子をやめ、揚げ物を控え、脂質をできるだけ取らないように。

でも、8月に入ると「このままで大丈夫なのか…?」と不安になり、
ジムのスタッフさんに相談。
「食事を固定して、体の反応を見た方がいい」とアドバイスをもらい、
そこから平日の3食をほぼ固定するようにしました。

ただ、ずっと同じものを食べ続けるのは想像以上にしんどくて、
ファストフードや味の濃い食べ物が恋しくなる日々。
土日は海鮮などのヘルシーなものを食べて、なんとかメンタルを保っていました。

それでも頭の中は常に“食べ物”。
「まだご飯の時間じゃないのか…」と、時計を見つめる日々(笑)

不安も多く、ChatGPTに相談したり、YouTubeで情報を漁ったりして、
とにかく手探りで進めていきました。

初めての減量はわからないことだらけでしたが、
本気で体を変えようと向き合った時間は、何にも代えがたい経験でした。

筋肉にスジが入り始めたときは、本当に嬉しかった。
「自分にもできるんだ」と感じた瞬間、心の底から震えました。

そして大会が近づくにつれ、サーフパンツを買ったり、ホテルを予約したり、
少しずつ“本番が近い”という実感が湧いてきました。

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ステージに立った瞬間

会場に着くと、そこにはガタイのいい選手たちがズラリ。
正直、ビビりました。
全員が自分よりもデカく見えて、思わず気圧されそうになりました。

それでも、ここまでやってきた努力を信じて、
「今の自分を出し切るしかない」と気持ちを切り替えました。

最後までポージングを確認し、限界までパンプアップ。
そしていざステージへ。

スポットライトのまぶしさ、観客のざわめき、張りつめた空気。
名前が呼ばれた瞬間、頭が真っ白になりながらも、体に力を入れ、笑顔で立ちました。

「ここに立てたこと自体がすでに挑戦の証だ」と自分に言い聞かせました。

「ここに立てたこと自体が、すでに挑戦の証だ。」
そう自分に言い聞かせながら、最後まで全力でやり切りました。

結果は、最後のコール。
決して良い結果ではありませんでした。

でも、ステージを降りた瞬間、
心の底から「出てよかった」と思いました。

あのスポットライトの下で、自分と向き合えた時間は一生の宝物です。
この経験が、自分をもう一段階成長させてくれたと感じています。

また必ずリベンジしたい。そう強く思いました。

大会を終えて思ったこと

大会に出ても、お金がもらえるわけじゃない。
誰かに感謝されるわけでもない。

それでも、あのステージに立った瞬間、すべてが報われました。

減量は地獄のようにキツく、トレーニングも思うようにできない日が続きました。
それでも、「逃げなかった自分」が、今は誇りです。

大会を通して感じたのは、結果よりも“挑戦したという事実”の価値。
自分で決めたことに本気で向き合い、やり切る経験は何にも代えがたい。

もし今、「自分なんてまだ筋肉がないし…」と迷っている人がいたら、声を大にして言いたい。
今の自分でいい。小さくてもいい。
大会に出ようと決めた瞬間から、あなたはもう立派な挑戦者です。

あのステージには、努力した人間だけが見られる景色があります。
だからこそ、少しでも迷っているなら勇気を出して一歩踏み出してほしい。

きっと、あなたも終わったあとにこう思うはずです。
「出てよかった」と。🔥

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